ジャムのレシピ
花梨
花梨は、10月~11月頃出回る果肉の堅い果実で、生食には向きませんが、ジャムなどには最適です。
マルメロをかりんと呼んでいる地域もあったりすることもあってか、
ともすると混同されてしまいがちですが、それぞれ別種のもののようです。
どちらもペクチンに富み、堅い果肉なのですが、マリメロは果皮に白い細かな毛がついているのが特徴で、
この毛をふきとるか流水で洗い流してから使います。
一方かりんは、果皮がツルンとしているのが特徴です。
どちらを使う場合も鮮度がよくないとジャムが固まらないことがあるので、新鮮なもの使うようようにしましょう。
かりんジャム
材料
かりん(マルメロ) 約1.3kg、グラニュー糖 920g(かりんの重さの70%)
作り方
① かりんは縦半分に切り、下についている黒い部分は取り出す。皮と芯、種を取って身と分け、身は粗く刻む。
② 厚手のホウロウ鍋に皮と種を入れ、ヒタヒタの水を加えて煮る。
煮立ったら中火で約10分間煮、煮汁にとろみがつけばよい。
③ ②をザルでこし、皮と種を取り除く。煮汁を鍋に戻し、グラニュー糖を加えて火にかける。
④ ③の煮汁が105度くらいになったらかりんの身を加え、102度になるまで混ぜながら強火で10~15分間煮る。
⑤ 消毒したビンに④のジャムを熱いうちに入れ、フタを閉めてひっくり返し、そのまま冷めるまでおく。
ポイント
すぐに食べられるが、2ヶ月くらいおくと糖分がなじんでおいしくなる。常温で1年間保存ができる。
アレンジ
かりんゼリー
かりんジャム 500g、レモン汁 2/1個分、無塩バター 5g、粉ゼラチン 10g、グラニュー糖 25g
作り方
① ジャムを温めてザルでこして鍋に入れ、レモン汁を加えて火にかける。
② 煮たったらバター、残りの材料を合わせて加え、よく混ぜる。
2~3分間よく混ぜながら煮て、1cmの厚みになるようにオーブン用の紙を敷いたバットに流し、室温で冷ます。
③ ②を好みの大きさに切り、グラニュー糖をまぶす。