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酢のレシピ

にんにくの酢漬け

にんにくは強精食品として知られている食品です。
にんにくには、豊富に含まれるアリシンという成分には、強い抗菌力があり、 同時にまた、胃液などの有用酵素の分泌を促進する働きがあります。 にんにくは体の抵抗力を高め、栄養の吸収も活発にするものです。
ただ、にんにくには強い刺激臭があるため、敬遠する人も多いのですが、 酢漬けにすれば、臭気もとれておいしくいただけます。

にんにくの酢漬け

作り方

① 球根のまま、水につけて1週間ほどアク抜きをする。
② ①のにんにくを1個づつ皮をむき、保存ビンに入れる。
③ 酢と塩、塩の2倍の砂糖を混ぜ合わせ、②にたっぷりと注ぎ入れる。

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にんにく豆知識

にんにく健康法

にんにくは強制強壮効果のある食品として、洋の東西を問わず昔から用いられてきました。 漢方では、‘大蒜’といい、からだを温める作用のある薬「温薬」とされています。
日本では、その効能を認めながらも、その強い刺激臭のために敬遠する人がいます。
にんにくの有効成分は、アリイン(アリシン)、スコルジニン、ペクチンなどです。 そのほか、リン、カルシウム、鉄分、ビタミンB1なども含んでいます。
特有のにおいは、生のままではほとんど感じられません。 しかし、いったん、にんにくの組織が外部からの刺激で破壊されると、 成分の一つであるアリインが、酵素の働きでアリシンに変わり、臭気を発するのです。

効用

精力増強、殺菌
毎日少しずつ、にんにくを摂ることで、いろいろな効果が期待できます。
・疲れやすい(夏バテしやすい)、精力減退、冷え性などの症状に効く。
・アリシンは、体内でのビタミンB1の利用率を高めるので、頭の働きをよくするともいわれています。
・抗菌・殺菌性をもっているので、かぜ、扁桃腺炎、細菌性の胃腸障害などに有効。
・たんぱく質の消化をよくする働きがあるので、肉といっしょに食べると効果的。
・アリシンやスコルジニンが強精、強壮の効能を現わす。

注意点 食べすぎは厳禁

にんにくは効能も著しい反面、気をつけるべき点がいくつもあります。

・生のにんにくは胃粘膜に強い刺激を与えるので、空腹時に食べてはいけません。 また、食べすぎは絶対に避けましょう。
・アリシンが赤血球からヘモグロビンを追い出す作用をもっているため、貧血気味の人は長期間食べ続けないようにしましょう。
・にんにくの殺菌作用で、体内の有益な細菌まで殺してしまうため、 腎臓病や膀胱炎にかかった人、便秘気味の人は、やめておいた方がいいでしょう。
自分の体質に合わないと感じたらやめておくこと。

にんにくを食べたあと、においを消したいとき

・歯をみがく
・牛乳を飲む。一口ずつ含んで、かむようにして飲む。
・ジャスミン茶を飲む。
・落花生を食べる。一粒ずつよくかむようにする。
・レモンをかじる。
・リンゴをかじる。
・酢の入った料理(酢の物など)をいっしょに食べる。
・梅干しをかじる。
・濃い緑茶やコーヒーを飲む。

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にんにくの酢漬け


 

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